私の強みは「コミュニケーション力です」には気を付ける3つの理由。

私の強みは「コミュニケーション力です」には気を付ける3つの理由
この記事の筆者
Yaco(やこ)/「強み」を活かす戦略キャリアコンサルタント/「強み」を発掘し、活かす転職&ギグ(兼業)という働き方支援中/人事歴25年/海外で人事学位取得/国家資格キャリアコンサルタント&米国CCE認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー&行動心理士/転職5回&外資系含む大手200社受験経験有/ドラクエとラーメンが好き☺

採用面接や就職・転職の履歴書・経歴書で「私の強みはコミュニケーション力」と言う前(書く前)には、気を付ける理由があります。その理由は
❶「ありきたり」ワード
❷エピソードが重要(インパクトを左右する)
❸社会人経験者には向かない
理由❶「ありきたり」ワード
一番よく日本人の面接者が使いがちな言葉だけであり、ある意味誰でも書けてしまう点、インパクトが少ない点です
上記とは言え、使ってはいけないわけではありません。使うからには、コミュニケーション力の中でも特に、何が優れているのかに絞り、強みワードを変えてもよいかもしれません。例えば、以下、強み一覧100の中にヒューマンスキルの中の「対人スキル」には、以下の候補があります。
[対人系]
・リーダーシップ力 ・モチベーション力
・マネジメント力 ・交渉力
・コミュニケーション力 ・説得力
・チームワーク力 ・コンサルティング力
・受容・共感力 ・コーチング力
・傾聴力 ・カウンセリング力
・関係構築力 ・マナー
・発信力 ・協調性
・プレゼン力 ・アサーション
もし、上記の言葉によりしっくりくるのなら、「コミュニケーション力」から置き換えてもいいでしょう。より具体的なイメージを持ってもらえるかもしれません。
■強み・スキル完全一覧100[2023年版]

理由❷ エピソードが重要になる点
「コミュニケーション力」などの対人スキル系能力は、なかなか証明が難しいワードである点。
例えば、私は「コミュニケーション力があります」といって、面接官や採用担当者が、100%納得するでしょうか?例えば英語力ならTOEICを見ればいいですし、論理的思考力なら、SPIや話し方の状況から読み取れたりもします。しかし、対人系は、どうしても証明が難しい強みになります。よって、大事なのは、具体的なエピソードや、事実が必要となり、この内容をいかに納得性を高めてられるよう伝えられるかがポイントになります。
例えば
「周りからそういわれる」
「話すのが好き」
などの理由で「コミュニケーション力」が高いというのは少し弱いでしょう。どのような場面で、どのようなことを気を付けてコミュニケーション力を発揮した結果、どうなった(数字付きの実績が〇)まで、臨場感をもって伝えることが必要です。

理由❸
社会人経験者(中堅層)には向かない点
「コミュニケーション力」は、学生の就職活動でアピールする分には、問題なさそうですが、社会人を4,5年経験している中堅社員の場合、この「コミュニケーション」などの対人スキルは敢えて、当たり前のように持っててほしい能力でしょう。
敢えて、堂々とアピールするようなスキルとして挙げられていてもアピール効果という点では疑問です。
もちろん、書いたからと言って、減点されるようなものではありませんが、このスキルを書く、言うぐらいなら、違う「強み」を選んだ方が、そのスペースや時間を効果的に活用できるでしょう。
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