外資系企業の英語面接での自己紹介・PRで絶対に気を付ける4つのこと!日本企業との相違点。
外資系企業において、日本企業受験と同じように自己紹介、PRをしてしまうと、うまく行かないことがあります。外資系企業と、日本企業で求める人材のスペックや、企業文化が違うからです。特に日本企業は、令和時代となった今も、独特の就業文化を持っており、この観点で、日本企業受験の場合と、外資系企業受験の場合は、対応を変える必要があります。では、そのポイントを4点挙げていきましょう。
外資系企業の面接での自己紹介・PRで絶対に気を付ける4つのこと!
- 結論から言う
- 数字付きの実績を言う
- どう企業に貢献できるかを言う
- 自分の考えで言う
順番に見ていきましょう。
1.結論から言う
まず、一番大事な観点は、「結論から言う」です。外資系文化では、起承転結よりも、ロジックに基づいてビジネスが行われます。ここは日本企業とはかなり、大きな差です。
日本の特に昭和世代の方々がサラリーマンが好きなのは、起承転結的な話し方です。これは物語調ともいわれます。例えば、学生時代に力を入れたことでいうと、「まず、XXな志を持って、XX部に入りました」➡「こういった苦労がありました」➡「私はこうやって乗り越えました」➡「よって、こんな実績と強みを得ました」。このストーリーを熱く語ることが好まれたりします。
しかし、外資系で勤務する方は、逆の方が良いです。まずは結論から「私は、こういった実績と強みを持っています」➡「なぜなら、XXな経験や、XXな取り組みをしたからです」
前者の起承転結型は日本では有効ですが、外資系では、回りくどいと思われたり、ポイントがわからないと思われることも多いです。外資系も、もちろん、面接者によるところはありますが、結論からはグローバルなスタンダードですから、これに従いましょう。
2.数字付きの実績を言う
次は、数字付きの実績を言うという事です。日本企業向けでは、多少の実績の曖昧さを許容します。実績よりもプロセスや、その時の人間関係、チームワークの良さが好まれるからです。よって、日本企業を受験することに慣れている方は、実績を「大きな成果を残しました」「皆で達成しました」「しっかり対応しました」など、曖昧にしがちです。
外資系は、良くも悪くも、やはり実績は数字で把握したいという傾向があります。必ず、実績は、何らかの数字で示すのがスマートさをアピールする意味でも有効です。
- 営業部門の場合:売り上げの伸び率、予算達成率など
- 管理部門の場合:納期短縮日数、業務効率の度合い(コスト・時間削減)、部下管理の人数など
- その他の職:目標に対する達成率、コスト削減率など
3.どう企業に貢献できるかを言う
当然ですが、貴方を採用するのは、企業にとって、メリットが享受できるからです。よって、貴方が入ることで、どういったことが起こるのか、どういった貢献が数値として現れるのかを説明できることが肝要です。日本企業受験慣れした方が志望動機で間違えてしまうのは、
- 「自分が成長したい」
- 「チームワークを良くしたい」
- 「会社を良くしたい」(抽象的)
などの曖昧なものにとどまってしまう事です。特に成長したいというのは自分の欲求であり、会社への貢献度ではありません。
よって、2.のように数値でどのような貢献が出来そうか、を具体的に言う必要があるでしょう。もちろん、そこまで綿密な分析に基づいたものでなくてかまいません。仮説であっても、どういったことができるのか、ロジカルに面接官に示していく必要があるでしょう。
4.自分の考えで言う
最後に、意見を聞かれた際は「自分の考え」で言うという事が重要です。外資系面接では、「それはなぜ?」とよく聞かれるかもしれません。その際に、日本企業受験慣れした方は、「恩師」が言ってました、「先輩」が言ってましたので。と、自分の考えを述べない傾向があります。これは、日本企業では、上位者から学んでいるという好印象に捉える面接官もいますが、外資系では好まれません。
自分はこう思う、なぜならば・・という思考をしっかり深めておくことは非常に重要です。外資系では、会議において、自分の考えを述べることが非常に重要になってきます。他者の影響ばかり受けてきた方は、自律的でないと、悪い印象になるリスクがあります。
さあ、いかがでしょうか。以下4つの点は、しっかりマインドチェンジして、外資系面接に臨んでみてください。
- 結論から言う
- 数字付きの実績を言う
- どう企業に貢献できるかを言う
- 自分の考えで言う