明日面接!転職・就職で何もしていない人が挽回する10つの対策。
明日面接!忙しくて何もしてない人の対策はどうすればいいのでしょうか?「強み」を活かす戦略コンサルタントが直前でも挽回する10つの対策・ヒントを紹介します。
この記事の筆者
Yaco(やこ)/「強み」を活かす戦略キャリアコンサルタント。人事歴25年/海外で人事関係の学位取得/国家資格キャリアコンサルタント&米国CCE認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー&行動心理士/転職5回&外資系含む大手200社受験経験有/「強み」を発掘し、活かす転職&ギグという働き方支援中。
【10つの対策】
1.自分自身の強みは3つだけでもエピソードとともに用意しておく。
2.志望動機は、会社のWEBサイトで特に社長メッセージ、主力事業、サステナビリティレポートから読み取る。
3.業界・会社の知識は最低限でよい。
4.強み、志望動機、やりたい事を1分ずつでセリフにしておく。
5.なぜなぜで掘り下げておく
6.希望条件もはっきりさせておく
7.他社状況を整理しておく
8.当日の面接官を確認しておく
9.当日の服装・身だしなみを確認する
10.当日の会場・電車時刻を確かめる
順番に解説していきましょう!
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1.自分自身の強みは3つだけでもエピソードとともに用意しておく。
まず、直前でできること言えば、「強み」が整理できていることは必須となります。
3つ程度は、答えられるようにしましょう。3つ強みを言って、そのエピソードを言えるように準備だけはしておきましょう。これは1日あれば十分にできるでしょう。
その3つの強みも、出来る限り、ありきたりな「真面目です」「コミュニケーション力があります」ではなく、自分の言葉で語れるようにするのが良いでしょう。
合わせて読みたい「自分の強みがわからない方」
2.志望動機は、会社のWEBサイトで特に社長メッセージ、主力事業、サステナビリティレポートから読み取る。
次に志望動機の取り方です。もちろん、自分自身ですでに揺るがない志望動機があるなら、それを用いましょう。もし、はっきりできない場合は、会社の社長メッセージは一番読みやすく、共感できる要素があるものです。社長メッセージがない場合は、社是やビジョンなどを参考にしましょう。
また、すべての事業を理解する必要はありませんが、主力事業ぐらいは目を通しましょう。社会的な影響力があれば、それも志望動機になるでしょう。
また、昨今は、サステナビリティレポートというものを発行している企業が多くなっています。これはかなり網羅的に会社の持続的成長に必要な要素が盛り込まれているので、ここも志望動機にしやすいと思われます。時間があれば目を通しましょう。
3.業界・会社の知識は最低限でよい。
業界・会社の知識は、最低限で良いのです。ここに力を使い過ぎて、肝心の強み・志望動機の対策が出来ない方も多いのではないでしょうか。正直、採用面接官は、よほどの即戦力でない限り、自社のことを事細かく理解している人間が欲しいわけではありません。そのようなことは、入社後学ぶしかないので、採用面接時点で、そこまで深く知っている必要はありません。
特に時間がないなら、ここは省いてもOKです。何か聞かれたら
「まだ勉強不足ですが、入社後、積極的に学んでいきたいです」と謙虚に対応しておくのも良いでしょう。
4.強み、志望動機、やりたい事を1分ずつでセリフにしておく。
良い強み、良い志望動機も文章だけで、口頭で言えなければ意味がありません。各々、1分ずつでセリフにして、何度も繰り返しておきましょう。1分でOKです。3分バージョンなど、時間があれば、練習可能ですが、時間が無ければ、1分でOKでしょう。
基本面接での返答は、シンプル イズ ベストです。もし、面接官から聴きたいことがあれば、追加の質問が来るでしょう。それでいいのです。面接は会話のキャッチボールが多い方が、コミュニケーションが深くとれます。
5.「なぜなぜ」で掘り下げておく
時間がある限り、上記で挙げた1分スピーチの内容から、気になったことを聴かれた場合、どう答えるかをシミュレーションしておいてください。例えば
「私の強みは、人を巻き込む行動力です。1社目、営業部に所属した際、自ら、顧客向けキャンペーンを企画し、多くの同僚を巻き込み、行動してきました。その結果・・・」
上記のような「強み」アプローチの場合
❶「顧客向けキャンペーン」➡どのような?
❷「企画」➡どのような?
❸「同僚を巻き込み」➡なぜ、どのように
のような「なぜなぜ」質問を想定しておきましょう。
これは、面接に向かう途中(電車の中)でも、想像しながら対策ができます。
6.希望条件もはっきりさせておく
多くの面接試験では、最後に希望条件も聞かれることが多いです。ここで
「特にないです」「まだ考えていないです」は、実は印象が良くありません。
希望条件はありますか
いえ・・特にありません。
はっきり
「年収は5%アップを希望しています」「勤務地はどこでもOKです。可能な限り仕事はこの募集ポストで専門性を高めたいです」など
自分の意向を言えないと、面接官からすると「真剣に考えてくれていない人かな」「他人任せの人なのかな」と悪い印象を持たれてしまいます。
どういう希望条件なのか、しっかり固めておきましょう。
7.他社状況を整理しておく
他社状況を聞かれることがあるでしょう。ここでも
「他社を受けていません」 は実は違和感があります。
正直に他社状況を整理して伝えられるようにしましょう。本当に他社を受けていない場合はこの限りではありません。
8.当日の面接官を確認しておく
当日の事前のシミュレーションはとても大事です。恐らく、丁寧な人材エージェント様であれば、先方の面接官の情報を頂けるかもしれません(もし、可能なら聞いてみても良いです)
先方の面接官がどこの所属で、どのような役職なのか。事前に聞いて、備えておきましょう。例えば、面接官が同じぐらいの年次の方なら、比較的フランクに話せるでしょう。最近は1回面接も多いですから、いきなり役員クラスが出ることもあります。先方の面接官によって、いきなり驚かないように、確認をしてから面接に臨みましょう。
9.当日の服装・身だしなみを確認する
以外を忘れられるのですが、とても大事なことに、当日の服装・身だしなみがあります。「明日面接だ!」と慌てている応募者が、面接の内容だけに目を取られて、自分の身だしなみを忘れてしまっているケースです。例えば
・ネクタイを忘れる
・ビジネスシューズがボロボロ
・寝ぐせが直っていない
などです。実はこういった人間の見た目も、採用に大きく関係はしてきます。見た目の印象はかなりのインパクトを占めているのは、メラビアンの法則でも証明されています。ですので、前日にできることとして、明日どの服装で行くのか、関連グッツは大丈夫か、身だしなみを整えるのも可能か(必要なら散髪・美容院にいくなど)も検討しましょう。たかが見た目、されど見た目なのです。
メラビアンの法則はこちらも参考
10.当日の会場・電車時刻を確かめる
忘れられがちなのが、「明日面接だ!」と慌てる方は、会場までの導線・シミュレーションを全くしていないケースもあります。違う会場に行ってしまった!なんて、笑えない話もあります。最近は、オンライン面接が主流ながら、対面の面接も増えています。かならず、会場の場所、電車時刻を確かめて、30分前程度余裕をもってつくようシミュレーションしておいてください。