英語会議についていけない!いますぐできる対策

はじめに

日本では、急に英語会議に参加しても内容が理解できず、ついていけないと感じることがある方は少なくありません。特に外資系、海外営業などのビジネスの現場では、英語力が求められることが多く、会議の内容が分からないまま進んでしまうと、ストレスや不安を感じることがあります。昇進にも関係してくるかもしれません。この記事では、そんな状況にある方々が今すぐ実践できる具体的な対策を紹介します。英語力を向上させるための長期的な対策と、急場をしのぐための短期的な対策の両方をバランス良く取り入れることが重要です。

1. 事前準備の徹底

事前準備こそしておきましょう。会議の前に議題や資料を入手できる場合は、必ず目を通しておきましょう。特に専門用語や重要なキーワードを事前に理解しておくことで、会議中に話の流れをつかみやすくなります。また、議題に関連する過去の資料やメールも確認し、会議の背景知識を深めておくことが重要です。オンライン辞書や翻訳ツールを活用して、わからない単語や表現を調べておくと良いでしょう。

1.1 予習のポイント

  • 議題と関連キーワードをリストアップする: 重要なポイントやキーワードをまとめておくと、会議中にその単語が出てきた際に焦らず対応できます。会議は同じテーマが続くことが多いですから、なんども参加することで単語への耐性もついてきます。
  • 同僚や上司に事前に質問する: 不明点や不安な点は、事前に信頼できる同僚や上司に相談しておくことも有効です。
  • リスニングの練習をする: 会議で使われる可能性のあるフレーズや表現を、YouTubeやポッドキャストなどのリスニング素材で予習しておくと効果的です。Youtubeなどでも検索すれば、似たような会議の会話が聞ける可能性もありますよね。

2. 会議中の対応策

とはいえ、明日がもう会議だ!という方。会議中に内容が分からなくなった場合でも、落ち着いて対応することが重要です。以下のような対策を取ることで、会議の流れについていくことが可能になります。

2.1 分からない時の対処法

  • 質問をする: 勇気を持って質問することは、理解を深めるために非常に有効です。日本人は阿吽の呼吸文化で生きていたので「聞くことは失礼だ」と思いがちですが、海外では「聞かない方が失礼」です。例として、「Could you please clarify that point?」や「Could you repeat the last part?」などのフレーズを使いましょう。勇気を出して聴きましょう。
  • メモを取る: 理解できた部分だけでもメモを取ることで、後から振り返ることができ、全体像を把握しやすくなります。また、会議の進行に沿ってキーワードやポイントをメモしておくと、後で同僚に確認する際にも役立ちます。
  • ボディランゲージを活用する: 相手のジェスチャーや表情からも多くの情報を得ることができます。話している内容がわからないと感じたら、ボディランゲージに注目してみましょう。非言語要素だって十分なコミュニケーションの手段です。

2.2 テクニカルなサポートを活用する

  • 会議の録音をお願いする: 可能であれば、会議を録音させてもらいましょう。後で再生して聞き直すことで、理解を深めることができます。今の時代、Teams録画などで簡単に録音が可能となっています。
  • 字幕機能を活用する: ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールには、リアルタイム字幕機能が備わっていることがあります。これを活用することで、リスニングが難しいと感じた部分でも内容を把握しやすくなります。

3. 英語力向上のための長期的な対策

会議についていけるようになるためには、日々の英語力の向上も不可欠です。以下のような方法で、少しずつ自分の英語力を高めていきましょう。

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3.1 英語リスニングの強化

英語会議についていけない最大の原因は、リスニング能力の不足です。英語の音声に慣れるためには、日常的に英語を聞く習慣をつけることが重要です。

  • 英語のニュースやポッドキャストを聞く: 日常的に英語のニュースやポッドキャストを聞くことで、英語の発音やリズムに慣れましょう。特に、ビジネス関連のコンテンツを選ぶと、会議で使われる語彙や表現も自然と身につきます。
  • シャドーイングを行う: 聞いた英語をそのまま真似して発音するシャドーイングを行うことで、発音やリスニング力が向上します。短いフレーズから始めて、少しずつ長い文章に挑戦すると良いでしょう。

3.2 語彙力の強化

ビジネス英語に特化した語彙力を強化することも大切です。毎日少しずつでも新しい単語を覚える習慣をつけましょう。

  • 単語帳を活用する: ビジネスシーンで頻出する単語を集めた単語帳を使って、日々の学習に取り入れましょう。アプリを活用すると、通勤時間や空き時間に効率よく学べます。
  • 文脈で覚える: 単語を単体で覚えるのではなく、例文や会話の中で使われる文脈と一緒に覚えることで、実際の会話でも活用しやすくなります。

3.3 英会話の練習

実際に英語を話す機会を増やすことも重要です。英会話の練習を通じて、会議での発言にも自信を持てるようになります。

  • 英会話スクールやオンラインレッスンを利用する: 定期的に英会話スクールやオンラインレッスンを受けることで、実践的な英語力を磨くことができます。特にビジネス英語に特化したレッスンを選ぶと良いでしょう。
  • 言語交換パートナーを見つける: 英語を学びたい日本人と日本語を学びたい外国人をマッチングする言語交換サービスを活用するのも一つの方法です。無料で利用できるサービスも多く、実際の会話を通じてスピーキング力を強化できます。

4. 自分に合った学習方法を見つける

人それぞれに合った学習方法は異なります。自分にとって最も効果的な方法を見つけるために、いくつかのアプローチを試してみることをお勧めします。

  • ビジュアル学習: 映像やイラストを使って学ぶことで、視覚的に記憶に残りやすくなります。ビデオチュートリアルやインフォグラフィックスを活用しましょう。
  • アクティブ・ラーニング: 単に聞いたり読んだりするだけでなく、自分で考えたり、発言したりするアクティブ・ラーニングを取り入れることで、より深い理解が得られます。

5. まとめ

英語会議についていけないと感じる方でも、適切な対策を講じることで状況を改善することができます。事前準備をしっかり行い、会議中の対応策を工夫しながら、長期的な英語力向上にも取り組んでいくことが大切です。自分に合った学習方法を見つけ、継続的に学び続けることで、少しずつ自信を持って英語会議に臨めるようになるでしょう。

この記事の筆者

Lio(りお) キャリアコンサルタント・SEOライター/実績のある日本の国家資格キャリアコンサルタント&行動心理士。大手日系&外資系の会社で人事(HR)歴25年。海外で人事関係の学位取得(Professional diploma)。自らも転職4回&外資系含む大手200社受験経験有り、日本の転職市場を肌で経験。海外子女でありTOEIC900点台をキープ。越境して働く!英語を活かして働く皆様向けにキャリアメディアとレッスンでご支援しております。

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