英語プレゼンで「趣味」の話をするのはあり?についての答え
一般的に言って、欧米圏でプレゼンテーションの前に趣味の話をすることは、特にビジネスやフォーマルな場ではあまり多くありません。プレゼンテーションの目的が情報を伝えることや議論を行うことに重点が置かれているため、個人の趣味に関する話題は通常、必要ないとされることが多いです。
アイスブレークと間違われる方もいますが、アイスブレークは、直近の出来事やプレゼンテーマに沿った問いかけをするなどが一般的で、個人の趣味の話とは別物です。
ただし、プレゼンの前に個人の趣味の話をすることが効果的な場合もあります。以下の状況では、趣味の話を交えることがよくあります。
趣味の話をすることが適切な場合(メリット)
- カジュアルな場やチームミーティング
- 小規模なチームミーティングやカジュアルな場では、趣味の話をして、聴衆との距離を縮めることが効果的です。こうした場では、参加者がリラックスして話しやすくなるため、プレゼンがスムーズに進行することがあります。
- 自己紹介を兼ねたプレゼン
- プレゼンが自己紹介を含んでいる場合、趣味の話を通じて自分を紹介することがあります。特に新しいチームメンバーや他の部署の人々に向けて行う場合、パーソナルな一面を見せることは効果的です。
- 聴衆との親近感を築きたい場合
- 聴衆があなたのことをまだよく知らない場合、趣味の話を通じて自分を少しだけ開示することで、聴衆との親近感を築くことができます。特に、聴衆がリラックスした状態でプレゼンを聞きたいと感じている時に有効です。
一方、以下のデメリットがあることも知っておきましょう。
デメリット
- 時間がかかりすぎるリスク
- 趣味の話に脱線しすぎて、プレゼンの本題に入るのが遅れると、聴衆が不安になったり、プレゼンの内容に集中できなくなることがあります。趣味の話は短くまとめる必要があります。
- 聴衆の反応が予測できない
- 趣味が聴衆に共感を得られない場合、逆に無駄に感じられることがあります。特に、聴衆があなたの趣味に興味を持っていない場合、プレゼン全体の印象が悪くなることも。
- プレゼン内容が軽く見える印象を与える可能性
- 趣味の話が過度にカジュアルであったり、堅いプレゼンに合わない内容だと、プレゼンが不真面目に見えることがあります。特に正式なビジネスシーンでは注意が必要です。
結論
趣味の話をすることは、聴衆との関係を築くうえで有効ですが、目的や聴衆の特性を考慮して短く、適切に行うことが重要です。ビジネスやフォーマルな場では、控えめにするか、関連性のある趣味を紹介するのが良いでしょう。
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この記事の筆者
Lio(りお) キャリアコンサルタント・SEOライター/実績のある日本の国家資格キャリアコンサルタント&行動心理士。大手日系&外資系の会社で人事(HR)歴25年。海外で人事関係の学位取得(Professional diploma)。自らも転職4回&外資系含む大手200社受験経験有り、日本の転職市場を肌で経験。海外子女でありTOEIC900点台をキープ。越境して働く!英語を活かして働く皆様向けにキャリアメディアとレッスンでご支援しております。