英語が話せないけど、海外で働くことはできるのか?の答え。

日本時で英語が話せないけど、海外で働くことはできるのか?について、海外在住が15年以上、かつ海外で人事関係の学位を持つ日本の国家資格キャリアコンサルタントが答えていきます。

はじめに

「英語が話せないけど、海外で働くことはできるのか?」という疑問は、実は、英語が苦手な日本人に共通する大きな課題です。英語は国際共通語としての地位を持ち、多くの国で仕事やビジネスの言語として使用されていますので、もちろん、話せた方が良いのですが、仮に話せない(レベルによります)としても、海外で働くチャンスがゼロというわけではありません。

実際には英語が流暢でなくても海外で働く方法やチャンスは存在します。

本記事では、その具体的な方法と注意点について詳しく解説します。次のように4つのヒントをお伝えしましょう。

1. 専門スキルや技術力を活かす

英語力が不足していても、専門的なスキルや技術があれば、その分野での需要が高い国で働くことが可能です。例えば、ITエンジニア、デザイナー、研究者、医療従事者など、特定の技術や知識が求められる職種では、英語力よりも専門性が重視されることがあります。

事例:

  • IT業界: プログラミングやシステム開発のスキルがあれば、英語力が不十分でもプロジェクトベースでの仕事が見つかる可能性があります。多くの企業では、英語が共通語であるものの、技術的なコミュニケーションは専門用語を中心に行われるため、基礎的な英語力があれば問題ないこともあります。
  • 医療業界: 医師や看護師、技師などの医療専門職は、各国の医療システムや言語に適応するための研修プログラムが用意されていることが多く、これを活用することで現地での業務に従事できるようになります。

私の経験ですと、例えば国際人道支援のNPOにお勤めの方が、日本から派遣されて現地でプロフェッショナルなサポートをされている方がいました。英語は恐らく最低限必要ですが、求める専門性の方が高くなります。

2. 多言語環境での仕事を探す

英語が公用語でない国や地域、あるいは多言語環境で働くことも一つの方法です。特に、観光業や国際機関、非政府組織(NGO)などでは、英語以外の言語が重視される場合があります。

事例:

  • 観光業: 日本人観光客が多い地域では、日本語を話せるスタッフが求められることがあり、英語が不得意でも日本語対応の業務で働けることがあります。
  • 国際機関: 国連や各種国際機関では、多言語主義を採用しており、英語以外の公用語が用いられる部署も存在します。

私の経験ですと、例えば、台湾や、フランス、ドイツなど、必ずしも「英語」でない国であれば、英語力よりもほかの言語力が重視されたりするようです。

3. 英語を学びながら働く

海外で働くことを目指す場合、現地での語学学校やオンラインコースを利用して英語を学びながら働くことも可能です。特に、英語学習をサポートする企業やプログラムを活用することで、効率よく英語力を向上させることができます。

事例:

  • ワーキングホリデー: 多くの国が提供しているワーキングホリデービザを利用することで、現地での仕事を通じて英語力を磨きながら収入を得ることができます。
  • 企業内研修: 英語研修を提供する企業に就職することで、仕事をしながら英語力を高めることができます。

英語が話せるから、海外で働くのではなく、英語が話せないからこそ、海外で習得して、そのまま現地で職を見つけるという手もあります。最近では、円安で、アルバイトでも海外の方が時給が高いので、英語ができないまま、海外に飛び込む方も増えていると思われます。

4. 現地のコミュニティを活用する

海外で働く場合、現地の日本人コミュニティや国際交流コミュニティを活用することも重要です。これにより、現地での生活情報や仕事情報を得ることができ、安心して生活・仕事を始めることができます。

事例:

  • 日本人会: 多くの国や都市には日本人会が存在し、現地での生活情報や仕事情報を提供しています。これらのコミュニティに参加することで、同じ境遇の人々と情報交換ができます。
  • 国際交流イベント: 国際交流イベントや語学交換イベントに参加することで、現地の文化や言語に触れつつ、新しい友人やネットワークを築くことができます。

現地には、日本人会という組織があり、会費を払うことで、このコミュニティに参加することができ、生活面でも多くのサポートを得られることがあります。

まとめ

英語が話せないけど海外で働くことは可能です。専門スキルや技術を活かす、多言語環境での仕事を探す、英語を学びながら働く、現地のコミュニティを活用するなど、様々な方法があります。英語力が不足しているからといって、海外でのキャリアをあきらめる必要はありません。自分の強みを見つけ、それを活かせる場所を探すことで、海外での新しいチャンスが広がるでしょう。

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この記事の筆者

Lio(りお)・ライター/信頼と実績のある日本の国家資格キャリアコンサルタント。米国CCE認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー&行動心理士。大手&外資系含め人事歴25年/海外で人事関係の学位取得(Professional diploma of Employment Relations)自らも転職5回&外資系含む大手200社受験経験有。海外子女でありTOEIC900点台をキープ。越境した働く!英語を活かして働く皆様をメディアとレッスンでご支援しております。